「こども未来会議」が初会合

「こども未来会議」が初会合

東京都はこのほど、子どもを最優先にする「チルドレンファースト」社会の実現に向けて議論する「こども未来会議」の初会合をオンライン会議システムを活用して開催した。座長に東京大学教育学部の秋田喜代美・学部長が就任。委員には、国連子どもの権利委員会委員を務める大谷美紀子弁護士や、父親を支援するNPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表理事らが就いた。

初会合では、コロナ禍による変化や課題を議論。委員で、国立情報学研究所の新井紀子教授は、休校の長期化で、筆圧が低下した小学生の事例などを報告した。次回の会議は11月を予定している。

会議は年度内に計3回開催し、議論は、今後の長期戦略や各種施策に反映される。

都議会公明党(東村邦浩幹事長)は、子育てしやすい環境づくりを一貫して推進。松葉多美子議員は今年3月の予算特別委員会で、昨年末に都が発表した戦略ビジョンの中で「チルドレンファースト」社会を構築する方針が示されたことから、「新たな会議体のもとで幅広く議論を進めていくべきだ」と主張していた。

(2020年10月30日 公明新聞 6面)
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