「ふるさと特養」を調査 山形・舟形町

東京都議会公明党の東村邦浩幹事長代理らは19日、山形県舟形町を訪れ、都内で増加する介護施設の入所待機者の解消策として同町が打ち出している「ふるさと特養整備構想」について町長らと意見交換した。松葉多美子、中山信行、高倉良生の各都議が同行した。

構想は、町の廃校跡地などを活用して特別養護老人ホームを整備し、都内の高齢者を受け入れるというもの。

奥山知雄町長は、東京23区の特養待機者が1区平均で約1350人に上ることを指摘する一方、町に特養を整備すれば若者の雇用が生まれると強調し、「都会の問題と地方の問題を一気に解決できる取り組み。都や各区と協力して構想を実現したい」と訴えた。

一行は町の特別養護老人ホーム「えんじゅ荘」も視察。豊かな自然に囲まれた環境で、手厚いケアが行われていることを確認した。

視察後、東村都議は「自治体間の緊密な交流が、構想の実現に向けた課題だと思う」と話した。

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