フードバンクで弱者支援

公明党の食品ロス削減推進プロジェクトチーム(PT、竹谷とし子座長=参院議員)は4日、都内の特定非営利活動法人「セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)」を訪れ、フードバンク事業の取り組みを視察した。

同PTの高木美智代顧問(衆院議員)、竹谷座長、河野義博事務局長(参院議員)のほか、佐藤英道農林水産大臣政務官(公明党)、松葉多美子都議らが参加した。

2HJは、市場価値が低くなった食料を企業などから譲り受け、生活困窮者や福祉施設に提供するフードバンク事業を行い、注目を集めている。2HJには、合意書を締結している約800の企業・団体からコメやパスタ、加工食品などが無償で提供されている。

懇談の席上、マクジルトン・チャールズ理事長は、政府備蓄米をフードバンク事業に活用することや、運営に必要な資金の補助を要望。食品を寄贈している企業・団体に対して、税控除を認める制度の創設なども訴えた。

視察後、竹谷座長は生活弱者を支援する同団体の活動を高く評価した上で、「食品ロスを削減する上でも有効な取り組みであり、普及を支援したい」と述べた。

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