再生エネの普及へ

再生可能エネルギーの普及をめざす東京都議会公明党のメンバーはこのほど、東京都江東区の葛西水再生センターなどを訪れ、下水、汚泥の処理過程を視察した。

葛西水再生センターは荒川の河口に位置し、面積は36万1744平方メートル。江戸川区の大部分と葛飾区の一部で発生した下水を処理し、その過程で発生した汚泥を焼却している。

敷地内には太陽光発電、小水力発電設備を備え、発電した同センター内で利用している。

一行は、都水道局職員で、微生物などによって下水を浄化する過程を視察。さらに、下水処理により発生した汚泥を乾燥・焼却する工程を見学した。同センターでは、御出来の焼却利用として全国に先駆け「ターボ型流動焼却炉」を導入。同焼却炉は、従来型と比べて電力を40%以上削減することができる。

このほか一行は、隣接する都の下水道事業の広報施設「虹の下水道館」を視察。同施設は、下水道の役割や水環境の重要性を、下水道管の体験施設や映像を通じて学ぶことができる。

視察後、小磯善彦議員は「下水管の老朽化対策の推進と、(北九州市で成功している)下水汚泥を利用した水素製造技術の導入を応援していく」と約していた。

視察には、上野和彦、松葉多美子の両副幹事長、栗林のり子副政務調査会長、加藤雅之の各議員も参加した。

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