大災害の備え万全に

東京都議会公明党は先ごろ、立川市内で、首都直下地震などの大規模災害に備えるため、東京消防庁航空隊の航空消防体制のほか、今年3月に就航した大型ヘリコプター「こうのとり」の性能などについて関係者から説明を受け、意見を交わした。

東京消防庁の消防ヘリはこれまで、東日本大震災や東京・伊豆大島(大島町)での災害時に、孤立した地域の住民救助のほか、派遣部隊や機材の移送などで力を発揮してきた。さらなる防災体制強化のため、「こうのとり」1機が増強され、消防ヘリは大型機4機、中型機4機の計8機体制となった。

一行は、消防ヘリに積載されている救助・救急活動資機材の説明を受けた後、大型ヘリなどを視察。「こうのとり」はフランス製で全長19.50メートル。最大速度は時速324キロで航続距離は946キロ、最大で4時間37分飛行できる。担当者は「こうのとりを含む大型機3機は世界最高レベルの性能」と説明した。

中島幹事長は視察後、消防ヘリは国民の安全確保に大きく貢献できるとして、引き続き災害への備えに万全を期す考えを示した。視察には、中島幹事長のほか、藤井一、東村邦浩、谷村孝彦、高倉良生、伊藤興一、松葉多美子、栗林のり子、加藤雅之の各都議が参加した。

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