太陽光でマグネシウム電池を再生

代替エネルギー開発の現況を調査するため、公明党の竹谷とし子参院議員は17日、東北大学が宮崎県日向市に建設した「太陽エネルギー利活用実験施設」を視察した。都議会公明党の小磯善彦、遠藤守、松葉多美子の各議員、伊藤和博・宮城県議、重松幸次郎・宮崎県議らが同行した。

同施設は、東北大学未来科学技術共同研究センターの小濱泰昭教授が中心となって研究を進めているもので、直径1.5メートルの太陽炉を使って太陽光を一点に集め、酸化したマグネシウムを1200度以上に熱して元のマグネシウムに精錬するシステム。マグネシウム電池は発電後に酸化マグネシウムとなるが、これを太陽エネルギーで復活させることによって、マグネシウム循環型社会をめざす試み。小濱教授は、代替エネルギーとしての将来性を指摘し、「国策として本格的な実用化をめざしてほしい」と要望した。

竹谷さんは「実現したいプロジェクト。国に協力を要請していきたい」と語っていた。

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