子どもの人権を尊重

子どもの人権を尊重

公明党東京都本部女性局(局長=まつば多美子都議)は27日夜、東京の子どもたちの今と未来をテーマとして、国連子どもの権利委員会の大谷美紀子委員と、NPO法人「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」の中島早苗代表を講師にオンラインで講演会を開催した。

冒頭、党本部で出席したまつば局長は、26日に子どもの権利を尊重することを基本理念に掲げる「都こども基本条例案」を都議会公明党などが議員提案で提出したことに触れ、「子ども目線に立った政策を進めていく」と述べた。

大谷委員は、1989年に国連で子どもの権利条約が採択されてから30年以上経った今でも、「各国の共通課題として、大人は子どもを子ども扱いし、社会の一員として大切にしていない」と指摘。その上で「子どもを尊重し、子どもの意見を聞き、知恵ももらいながら社会を築いていくことが重要だ」と語った。

中島代表は、子どもの権利を包括的に守る法制定の必要性に触れ、「子どもの人権が守られる社会をつくっていきたい」と訴えた。

(2021年3月1日 公明新聞 2面)

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