放射線測定の強化へ

東京都議会公明党の小磯善彦副幹事長らは10日、新宿区にある都健康安全研究センター(住友眞左美所長)を訪れ、環境中の放射線量測定について調査した。これには松葉多美子副政務調査会長、栗林のり子、斉藤泰宏の各議員が同行した。

同センターはこれまで、空気中の放射線を24時間連続で監視する装置「モニタリングポスト」を地上18メートルの屋上に設置。雨やちりなどの降下物や水道水中の放射能についても毎日、分析している。

東京電力福島第1原子力発電所事故以降は、最新の測定結果をホームページ上で公表。5月30日からは生活空間と同じ地表からの高さ1メートルでの測定も毎日行っている。

住友所長らは測定結果について、現時点では健康に影響を与える数値ではないと説明。今後は都内全域100カ所での空間放射線量測定など検査体制を拡充すると述べた。

小磯副幹事長らは、土壌やプールでの放射線量測定を要請するなど、「都民の不安解消に向けた取り組みの強化を」と訴えた。

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