特別支援教室 専門性高い教員を

東京都議会公明党は11日、狛江私立緑野小学校(大場一輝校長)を訪問し、今年度、都のモデル事業の指定を受けて行われている、特別支援教室の取り組みを視察した。これには、松葉多美子、野上純子、大松成、伊藤興一、栗林のり子、加藤雅之の各都議が参加した。

同市には、発達障がいの児童が普通学級に在籍しながら特別支援を受ける「通級指導学級」が、市内6小学校のうち3校にある。この3校(拠点校)と、それぞれペアを組む他の3校には、拠点校の担当教員が巡回する「特別支援教室」が開設されている。緑野小学校の「通級(ふたば学級)」には55人の児童が在籍。このうちペアになっている市立狛江第五小学校の児童で、緑野小の担当教員の巡回指導を受けている児童は13人。

一行は「ふたば学級」で、教員が児童とマンツーマンで丁寧に指導している様子を視察。児童が自身の特徴について「うまく話せない」「テストをしょっちゅう白紙で出す」などと書き出した“研究発表”などを見て回り、担当教員の説明を受けた。

視察を終えて都議らは「教員が一人一人の児童に合わせてカリキュラムを組み、工夫を凝らしていた。こうした専門性の高い教員の育成が重要だ」と述べた。

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