舛添厚労大臣に検診受診率向上など申入れ

まつば多美子が太田代表、浜四津代行と

公明党の太田昭宏代表と浜四津敏子代表代行は1日、まつば多美子党東京都本部女性局とともに厚生労働省を訪れ、舛添要一厚労相に対し、乳がんや子宮頸がんなどの女性特有のがんについて、若年世代からの検診受診率の向上を求める申し入れを行った。高木美智代衆院議員、鰐淵洋子参院議員、まつば局長、女性党員が参加した。

申し入れは、20―30代の女性に子宮頸がんが急増していることや、40―50代の女性に乳がんが増加していることから、党都女性局が2月中旬から3月末までに実施した、がん検診に関するアンケートの結果を踏まえて行った。アンケートには10万201人が協力した。

調査結果によると、女性特有のがんについて、検診を受けたことがないと答えた20代女性は75%に上った。受診しない理由としては、「婦人科に行くのに抵抗がある」「忙しくて時間が取れない」などが多く、受診しやすくするための対策としては、「定期検診の項目に入れる」「女性の医師なら受ける」などの回答が多かった。

申し入れの中で太田代表らは、「職域検診や女性医師を増やすということを含め、受診しやすい体制整備が必要」と強調。また、欧米諸国に比べ日本の受診率が低い点を指摘し、若い世代の子宮頸がん検診の受診率向上や、予防ワクチンの早期導入などを要請した。

そのほか、(1)マンモグラフィ(乳房X線撮影)など乳がん検診の受診率向上に向けた支援(2)職域での受診率向上への取り組みの充実(3)休日、夜間のがん相談支援事業の充実――などを求めた。

舛添厚労相は、党都女性局の取り組みに謝辞を述べた上で、「前向きに取り組ませていただく」と返答した。

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