若者の結核感染防げ

松葉都議が浜四津代行、山口氏らと無料検診を視察 東京・ＪＲ渋谷駅前

公明党の浜四津敏子代表代行と山口なつお党東京都本部代表（参院議員、参院選予定候補＝東京選挙区）は２６日、東京都渋谷区のＪＲ渋谷駅前で、結核の無料検診と感染予防を呼び掛ける「世界結核デーキャンペーン」を視察した。これには、都議会公明党の谷村孝彦、松葉多美子、伊藤興一の各議員が同行した。

同キャンペーンは、都福祉保健局が２４日の世界結核デーを契機に開催した。

無料検診は、アルバイトやフリーターで健康検診の機会がない１８～３０歳代までの若者を対象に実施。エックス線検査を受けた後、待機する医師がその場で結果を判断するため、検診は５分程度で終了する。この日は、検診開始の１時間で、２０人程度が受診した。

さらに、会場周辺では、結核の予防を訴えるメッセージが入ったマスクなども配布された。

都では、２００６年に新たに３３５１人が結核に感染。若者や路上生活者、外国人の間で感染が広がる「都市型結核」として、予防対策が緊急の課題となっている。

若者が検診を受ける様子を視察した浜四津代行は「結核は増加しているが、関心が低い。若者が多く集まる渋谷などで、注意を喚起するのは非常に大事」と述べた。

（公明新聞2007年3月27日）