超高層ビルの安全守れ 「長周期地震動」対策を調査

東京都議会公明党の中島義雄幹事長らは19日、超高層ビルなどに大きな影響を及ぼす「長周期地震動」対策について調査するため、既存の超高層ビルでは国内初の対策工事が2009年に施された新宿センタービル(新宿区)を視察。工事を行った大成建設株式会社の関係者から説明を受けた。

長周期地震動は、地震によって起こる約2~20秒周期のゆっくりとした揺れ。超高層ビルの場合、長周期地震動と共振して大きく長時間揺れることで、建物内部に損傷を受ける恐れがある。

新宿センタービルでは、既存の柱や梁を補強せずに、揺れを吸収する特殊なダンパーを上下階の梁につなぐ工事を実施。関係者によると、東日本大震災では、揺れ幅が改修前に比べて約22%低減したとの試算が出ており、他のビルよりも早く揺れが収まったという。

中島幹事長は「こうした技術を踏まえ、既存の超高層ビルの長周期地震動対策が進むよう努めたい」と語った。

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