都営住宅の耐震化 20年度100%達成へ

東京都は24日、都営住宅の耐震化率について、これまで2015年度までに90%以上としていた目標に加え、20年度までに100%の達成をめざすと発表した。

都は、08年3月に「都営住宅耐震化整備プログラム」を策定し、15年度までの目標を示したが、今回、同プログラムを改定。

全26万2000戸のうち、11年度末時点の耐震化率が69%(17万9800戸)との調査結果を踏まえ、残る8万2200戸について、20年度までに5万3000戸を改修し、2万9200戸を建て替え、耐震化を完了させる方針を打ち出した。

都議会公明党(中島義雄幹事長)は昨年12月、同プログラムについて、08年の策定時点の推計より、耐震改修が必要な棟数が増えていることを指摘し、改定して耐震化を急ぐよう都に申し入れた。

また、今年6月の都議会定例会では長橋桂一幹事長代行が代表質問で、「耐震化率100%を早期に達成すべきだ」と訴え、都側から同プログラムを速やかに改定するとの答弁を引き出していた。

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