都市農業を雇用の場に

障がい者雇用支援と都市農業振興の観点から、障がい者が農業の担い手となる「農福連携」を広げようと、東京都議会公明党の松葉多美子、橘正剛、野上純子の各議員は5月8日、千葉市若葉区にある株式会社ファーマーズマーケットの農場を訪れ、ビニールハウスなどを視察した。

同農場は、独自の水耕栽培技術により障がい者が働きやすい職場環境を創出して提供するとともに、民間企業に障がい者雇用を前提とした農業への参入も促す試みとして注目を集めている。

同社によると、採用から1年後の職場定着率は95%に上る。働く障がい者スタッフは約70人。

視察後都議らは、「スタッフの皆さんが生き生きと働いていると感じた。障がい者の就労支援の参考となる取り組みだ。障がい者が安定して働けて収入が得られるよう、都内の農地の維持・利用の観点を含め、農福連携を推進していきたい」と話していた。

(2019年5月20日 公明新聞7面より抜粋)

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