障がい児保育の充実を

東京都議会公明党の松葉多美子、橘正剛、栗林のり子の各議員は23日、東京都杉並区で今年9月に開園した「障害児保育園ヘレン」を訪れ、運営団体の認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事や保育スタッフから話を聞いた。開園を後押ししてきた公明党の島田敏光・杉並区議も同行した。

同園では、病気や知的障がいのある子どもを専門に長時間保育を行っている。また、看護師や作業療法士、研修を受けた保育スタッフがチームを作り、重症心身障がい児など医療的ケアが必要な子どもの保育にも対応している。

駒崎氏は、障がい児保育の現状について「多くの保育園では医療的ケアができないことから、障がいのある子どもの入園の受け入れを断るケースがある」と指摘。こうした問題の解決に向け、2015年度から施行される子ども・子育て支援新制度で位置付けられる市区町村認可事業の「居宅訪問型保育」に、障がい児保育の視点を組み込むことなどについて意見を交わした。

松葉議員らは「全ての子どもが保育を受けられる社会にしていかなければならない。安心して産み育てられる東京の実現に向けて取り組んでいく」と語った。

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