「パラアート」推進へ

 障がい者の芸術活動を推進している東京都議会公明党のメンバーは先ごろ、東京都豊島区の西武百貨店池袋店を訪れ、障がい者のアート作品を一堂に展示する「都障害者総合美術展」(主管・日本チャリティ協会)を視察した。

 この美術展は毎年開かれており、今年で30回目。テーマを「美のなかにふれあいがある」として、絵画や書など応募作品770点から選ばれた入選作品200点が展示された。

 一行は、同協会の高木金次会長の案内で、作品一つ一つをつぶさに鑑賞。高木会長は協会として「『障がい者アート』と呼ばれている障がい者の作品を、パラリンピックにならて『パラリンピックアート』と名付けて推進している」と述べ、「一人でも多くの人にパラアートに触れてもらい、理解を深めてほしい」と語った。

 都は2020年東京五輪・パラリンピックを文化の祭典として盛り上げようと、文化振興策の指針「東京文化ビジョン」を策定。障がい者アートの推進を打ち出しており、都議会公明党も強力に支援している。

 視察後、橘正剛政務調査会長は、五輪を契機に「東京から障がい者アートを世界に発信したい」と述べた。

 視察には橘成長会長のほか、松葉多美子副幹事長、中山信行成長会長代行、吉倉正美の各都議が参加した。

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