「ロコモ」を防ぎ健康に――専門医招き講演会を開催

公明党東京都本部女性局(松葉多美子局長=都議)は24日、都内で「女性の健康フェスタ2014」を開催し、石橋英明・伊奈病院整形外科部長が「ロコモ予防と骨粗鬆症について」と題する講演を行ったほか、松葉局長、高木美智代都本部副代表(衆院議員)があいさつした。

ロコモとは、介護予防の観点から注目される「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)の略称。

骨や筋肉などの運動器が衰えることで、寝たきりや介護が必要になる恐れがある状態を指す。

松葉局長は、都本部女性局が街頭演説などを通じて、ロコモ対策の普及、啓発に取り組んでいることを紹介した。

講演で、石橋氏は女性はもともと筋力が弱く、閉経後の女性ホルモンの減少で骨密度が低下するため、男性に比べ、ロコモになる危険性が高いと指摘。「寝たきり、要介護になる原因の第1位は骨折、関節疾患だ」とし、「運動習慣をつけることが重要だ」と強調した。

また、転倒や骨折を予防する運動としてスクワットなどを紹介し、参加者全員で実演。「ロコモの解決策は運動と十分な栄養の摂取」と呼び掛けた。これに先立ち、高木陽介都本部代表(衆院議員)が国政報告を行った。

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