仕事と介護の両立支援

東京都議会公明党の東村邦浩幹事長代理らは19日、株式会社タカラトミー(都内葛飾区)とサイボウズ株式会社(同文京区)を視察し、仕事と介護の両立などワーク・ライフ・バランスを進める担当者と意見交換した。これには、松葉多美子、野上純子、栗林のり子の各都議が参加した。

リカちゃんやプラレールなどの製造・販売で知られるタカラトミーでは、グループ社員の7割以上が、今後、介護に携わる可能性があることが判明。役員、管理職、従業員のそれぞれを対象に研修会を実施している。

また、全部門ごとの平均残業時間を社内で公開することで、各部門が自発的にノー残業デーを設けるなどの効果が出ているという。

一方、企業などのチームワークを強化するソフトウエアを提供しているサイボウズでは、社員が勤務形態を、仕事中心の「ワーク重視型」か、月の残業40時間以内の「ワーク・ライフ・バランス型」、残業なし・短時間勤務の「ライフ重視型」のいずれかを選べる制度を導入。中でもライフ重視型を選ぶ社員の事情は、介護や育児、子どもの通学、体調不良などさまざまだが、理由は問わないという。

今回の視察で都議らは「こうした企業同士の情報交換の場づくりが求められる」と述べた。

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