党女性会議 都内の木密地域を視察

公明党女性防災会議(松あきら議長)防火等対策検討グループの竹谷とし子座長(参院議員)、高木美智代副座長(衆院議員)は1日、首都直下地震に備えた東京都と目黒区合同の総合防災訓練を視察した。松葉多美子、栗林のり子、斉藤泰宏の各都議と目黒、中野区議らが同行した。

目黒区内で実施された訓練は、老朽化した木造住宅が密集する「木密地域」での地元防災組織や住民らによる初期防災活動が柱。木密地域では大地震による家屋の倒壊や、火災の延焼が懸念されている一方、路地が狭く大型車両が入れないため、警察や消防隊が到着する前の住民の「自助」「共助」が重要な役割を担う。

公明党の一行は、東急電鉄・西小山駅周辺で、消火栓を活用して飲料水を確保する応急給水や、バケツリレーによる消火など住民参加の訓練を視察した。訓練に参加した男性(80)は「若い人の参加をどんどん増やすべきだ」と話していた。

その後一行は、都立駒沢オリンピック公園を訪れ、倒壊した家屋から被災者を避難させる救出・救助活動や、自動体外式除細動器(AED)を使用した救命活動を見て回った。

竹谷さんは「訓練を見て、木密地域がいかに救助の手が届きにくいかが分かった」と述べるとともに、放水用機材を搭載した消防バイクの配備や住民の連携強化に取り組む考えを表明した。

by
関連記事