在宅医療普及めざす

都議会公明党の東村邦浩、中山信行、松葉多美子、栗林のり子、斉藤泰宏の各議員は3日、在宅医療に先駆的に取り組んでいるJA長野厚生連佐久総合病院(同県佐久市)を視察し、夏川周介名誉院長と意見交換した。

同病院は、厚生労働省の2012年度在宅医療連携拠点事業に採択された。同事業は在宅医療充実へ向け、病院・診療所、訪問看護ステーション、宅老所など医療・介護両分野の多職種の協力・連携を深めることなどが目的。

夏川氏は、同病院が訪問診療・看護などを行う「地域ケア科」を1994年に設立するなど、長年にわたり在宅医療に取り組んできたことを説明。在宅医療が普及している背景として“必要ならば入院できる”という体制をとっていることを挙げ、「(患者の)不安感を取り除くのが一番大事」と述べた。

視察を終え東村都議は「何かあった時に受け皿となる拠点病院をつくった上で、在宅医療を進めていかなければならない。非常に勉強になった」と述べた。

by
関連記事