女性の健康をサポート
都本部女性局が街頭活動スタート
がん検診率向上めざす
妊婦健診無料化など公明の取り組み紹介
公明党の浜四津敏子代表代行、松あきら女性委員長(参院議員)は1日、「女性の健康週間」(1~8日)を記念して党東京都本部女性局(まつば多美子局長=都議、都議選予定候補=杉並区)がJR新宿駅西口で開催した街頭演説会に出席した。浜四津代行は「女性の健康が社会の元気につながる」と強調し、公明党が推進してきた女性の健康支援に向けた多彩な実績を紹介。松委員長は、乳がんなど女性特有のがん検診率の向上に取り組む決意を述べた。
この日の街頭演説は、「女性の元気 応援隊」と銘打った街頭活動のスタートを切るもので、目黒、荒川、世田谷の各区と、立川市などでも実施した。
新宿駅西口の街頭演説で浜四津代行は、公明党の強い主張で、妊婦健診の費用が14回まで無料となることや、党女性委が提唱している「女性サポート・プラン」のうち、病歴や投薬歴などを記載した「健康パスポート」が来年度から、地方自治体レベルのモデル事業として始まることを報告。厚生労働省の調査で、各年代の多くの女性が自身の健康に不安を抱えているとの結果が出たことに触れ、「不安を払拭するためにサポートプランを作成した。女性の一生を丸ごと支援する政策を、国や地方自治体で取り組んでいく」と述べた。
一方、20~30代の女性に多く見られる子宮頸がんについて、年間約7000人が罹患、約2400人が亡くなっている現状を指摘した上で、「ウイルスが原因であり、各国では予防ワクチンが承認され、治るがんになっている」と力説。公明党が粘り強く予防ワクチンの承認を政府に求めた結果、来年度にも承認される運びになったと報告し、「これからも女性が充実した豊かな日々を送れるよう、全力で取り組んでいく」と訴えた。
松委員長は、全国的に乳がんや子宮頸がんの検診率が低いことを指摘し、「公明党は受診率の向上に努めていきたい」と述べた。
この日の街頭演説会には、高木美智代副委員長(衆院議員)、古屋範子女性局長(同)、鰐淵洋子同次長(参院議員)、まつば都本部女性局長、野上じゅん子都議(都議選予定候補=葛飾区)、栗林のり子世田谷区議(同=世田谷区)も参加。党都女性局では期間中、都内各地で街頭活動などを行う予定で、特に女性特有のがんの検診率向上に取り組んでいく。
(公明新聞:2009年3月2日付から)