女性医療センター開設

各ライフステージに対応

東京都はこのほど、思春期から妊娠、出産、更年期まで、女性の各ライフステージにおける特有の疾患に対応する女性医療センターを都立大久保病院(新宿区)に開設した。

同センターでは、婦人科を中心として乳腺外科、放射線科、整形外科、リハビリテーション科が連携し、横断的な診療体制を整備。乳がんや月経困難症、骨粗しょう症など女性ホルモンに起因する疾患に対応する。

患者のプライバシーに配慮して会話漏れを防止した診療室や無痛MRI乳がん検診などの設備が充実しているほか、治療と仕事の両立に向けたサポートも行う。今後は女性泌尿器科の設置も検討していく予定だ。高田淳子センター長は「女性が各ライフステージと上手に付き合っていけるよう寄り添っていきたい」と話している。

都議会公明党は議会質問を通じて、女性専門外来の設置をはじめ、都立病院における女性医療の充実を一貫して訴えてきた。(公明新聞2023年9月1日付)

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