必要な知識 保障すべき

先日、東京都本部女性局で研修会を行いました。公明新聞に掲載になった記事をアップします。

《党都本部女性局 性教育テーマに研修》

子どもたちの性教育のあり方を考えようと、公明党東京都本部女性局(局長=松葉多美子都議)はこのほど、新宿区の党本部で、中高生らの性教育に取り組むNPO法人「ピルコン」の染矢明日香理事長らを講師に招き、研修会を開催した。

子どもの性知識を巡っては、インターネットなどを通じて、性交などの情報を早く知る傾向が強まるとともに、強制性交など暴力的な表現にさらされている課題が指摘されている。

染矢理事長は、児童虐待や貧困のリスクを伴う10代での出産が年1万件を超え、10代の人工妊娠中絶が年約1万5000件ある実態に言及する一方、文部科学省の学習指導要領で性交が扱われておらず、「性教育が各学校の裁量に任されている」と問題提起した。

その上で、学校で性教育を必修とし、内容に基準を設ける海外の取り組みや、医師による中高生向けの性教育講座を実施した秋田県で、10代の中絶率が低下した事例などを紹介。「子どもたちが健やかな生活を送るため、必要な性情報を学べる機会を増やしていく必要がある」と強調した。

研修会ではこのほか、ピルコンのインターンシップに参加した大学3年の杉山千菜美さんが、留学先で実施される性暴力を防ぐ性教育を紹介。「性別に関係なく全ての人に、こうした性知識が保障されることが大切」と語った。

松葉局長は「都内の各区市町村で、きちんとした性教育が行われるよう推進したい」とあいさつした。

(公明新聞より)
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