新たな省エネ対策に 断熱・遮熱塗料の効果探る

東京都議会公明党（中島義雄幹事長）は先ごろ、夏場の節電・省エネ対策への有効な施策を探るため、「株式会社日進産業」（東京都板橋区）を視察した。これには橘正剛副幹事長のほか、高倉良生、中山信行、松葉多美子の各議員が参加した。

同社では、断熱・遮熱などの効果がある塗料を生産している。この塗料は、太陽光が持つ赤外線の室内への侵入を抑えるため、屋根などに塗ることで遮熱効果が得られ、夏場の冷房効果を高める。また、内装に塗布することで壁や天井から熱が外へ逃げることを抑制するため、冬場の暖房にも効果があるという。

一行は断熱効果を確かめる実験を体験し、社員から説明を受けた。視察を終えた都議らは「断熱・遮熱効果は節電・省エネに対し、大きな役割を果たす。東京都のさまざまな施策に活用させたい」と語った。