渋谷区の温泉施設

総点検し再発防止 爆発事故で緊急申し入れ

東京都議会公明党(石井義修幹事長)は20日、渋谷区の温泉施設で19日に発生し、3人が死亡した爆発事故を受け、都庁内で石原慎太郎知事あてに緊急申し入れを行った。これには都議会公明党の中島義雄政務調査会長のほか、小磯善彦、高倉良生、中山信行、松葉多美子の各議員が同席し、都側は山口一久副知事が応対した。

申し入れでは、都内で温泉施設が現在、148施設まで急増していることを踏まえ、再発防止のため、(1)事故原因の徹底究明および都内にある同様の温泉施設について早急に総点検すること(2)温泉掘削時だけでなく営業時も安全対策について万全を期すこと(3)温泉施設におけるガスの適切な処理に関する法律や条令の不備について十分検討すること――などを強く要望した。これに対して山口副知事は「事故原因の究明が先決」とした上で、「国に法整備を求めるなど、適切な対応を検討していきたい」と述べた。

(公明新聞2007年6月20日付)

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