盲ろう者支援の強化へ

日本版ヘレン・ケラー・センター設置を要望
都議会公明党

東京都議会公明党(中島義雄幹事長)は7日、目と耳がともに不自由な「盲ろう者」への支援策の拡充を求める申し入れを、都庁で石原慎太郎知事あてに行った。中島幹事長、藤井一政調会長のほか、野上純子、橘正剛、松葉多美子の各議員が参加。山口一久副知事が応対した。

中島幹事長は「都が盲ろう者の社会参加を積極的に支援していくべきだ」と強調し、(1)米国「ヘレン・ケラー・ナショナルセンター」のような社会復帰をめざす訓練・教育施設の設置(2)公明党が推進してきた都の「盲ろう者向け通訳・介助者の派遣・養成事業」の充実(3)盲ろう者の就業支援(4)盲ろう者に対する理解を広げる施策の実施――を求めた。

山口副知事は「石原知事からも支援策について指示があった。今後検討していく」と答えた。

(公明新聞:2008年10月8日)

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