豊洲、「食の安全」第一

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東京都議会第4回定例会本会議が15日行われ、採決に先立ち公明党のまつば多美子議員(都議選予定候補=杉並区)が討論を行った。

まつば議員は、豊洲市場(江東区)の問題で、2015年度の中央卸売市場会計決算について、市場当局の盛り土をするとした予算説明と、その執行状況が異なっていたことから、「認定できない」と改めて主張。食の安全・安心を第一に問題解決に取り組み、「都民に分かりやすい情報発信を徹底すべきだ」と訴えた。

一方、千代田区を通る都道「白山通り」のイチョウ伐採に関する陳情に言及。陳情では、都が東京五輪のマラソンコースになる白山通りの一部区間で無電柱化を進めるため、伐採予定のイチョウ51本のうち、これまでに24本を伐採したとして、残る27本の伐採を性急に行わないよう求めている。まつば議員は、陳情を趣旨採択すべきだと主張。賛成多数で採択された。

●議員報酬2割削減に全力
東京都議会公明党の東村くにひろ幹事長(都議選予定候補=八王子市)は15日、第4回定例会の閉会を受け、談話を発表した。

談話では、都が策定中の「2020年に向けた実行プラン」に関し、6日に都議会公明党として小池百合子知事に対し政策提言を行ったことに言及。高校授業料の公私立間格差の是正へ、私立高校に通う生徒のいる家庭の経済的負担を軽減するため、世帯年収約910万円(目安)未満の世帯の授業料負担が実質無償となるよう求めたことを強調した。

私立高の入学金についても都の入学支度金貸付事業(無利子)の貸付額を、現在の20万円から25万円への増額を要求。

また、東京パラリンピックの成功に向け、支え合う社会の実現をめざす“東京の情熱”を示すべきだとして、バリアフリーの拡大を主張したことを確認した。

都政改革については、議員報酬の20%削減のほか、政務活動費の減額と透明化、費用弁償の廃止など、各会派の合意が得られるよう全力を挙げると強調。不断の改革の先頭に立ち、生活者の視点に基づいた政策提言を重ねていくと述べた。

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