防災先進都市をめざして

東京都などが主催するITS(高度道路交通システム)世界会議・東京2013の展示会が15~18日、東京ビッグサイト(江東区)で開かれ、都議会公明党の東村邦浩幹事長代理、長橋桂一政調会長、松葉多美子都議らが視察した。

一行は、ビッグサイト周辺を自動車で回りながら、災害時を想定した通行止めの区間や駐車場、火災発生場所などが携帯端末(スマートフォン)の地図上に表示される様子を確認。また、スマホのカメラ機能で周囲を見ると、近くの火災発生場所などが重ねて表示された。

こうした技術が実用化されれば、安全な場所が確認できるなどパニックを防ぐ効果が期待できる。都議らは「消防や警察と区市町村で、即時に正確な情報を共有し、提供できるかが課題だ」と述べた。展示場では、非常用電源を内蔵した交通信号制御機、救急車やパトカーなどの緊急車両を優先的に走行させる信号機の制御システムなどを視察。走行中の車の運転席から見える前方の映像と重ね合わせて、行き先を案内するナビゲーションシステムなども見て回った。

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