骨粗しょう症予防へ視察/都老人医療センターで 診断・治療の現状聞く

公明党東京都本部女性局(野上純子局長=都議)は22日、都老人医療センター(井藤英喜院長、板橋区)を訪れ、閉経後の女性に多く骨がスカスカになって弱くなる「骨粗しょう症」の対策のあり方で専門医の説明を受け、意見交換した。公明党から高木美智代衆院議員と野上局長、松葉多美子都議らが出席した。

一行は、同センターで骨密度測定を実際に体験するとともに、井藤院長、森聖二郎内科部長らから骨粗しょう症外来の概要や診断と予防、治療の現状などについて説明を聴取。都老人総合研究所の鈴木隆雄副所長は「骨粗しょう症予防は介護予防につながるもの。長寿化する女性の健康戦略として重要」とし、予防対策について(1)食育など若年期の予防(2)中高年者の予防と検診(3)転倒・骨折が集中する高齢期――の3期に分けて対応すべきとした。

野上局長は、「国と都で連携し政策に反映したい」と述べた。

(公明新聞:2008年7月23日)

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