「脳脊髄液減少症」で勉強会
東京都議会公明党(石井義修幹事長)は11月22日、都庁内で特定医療法人明仁会明舞中央病院脳神経外科部長の中川紀充氏、NPO法人鞭打ち症患者支援協会の中井宏代表理事と松本英信理事を講師に招き、むち打ち後遺症の原因とも考えられている脳脊髄液減少症に関する勉強会を開催した。
中島義雄、野上純子、谷村孝彦、上野和彦、中山信行、伊藤興一、松葉多美子の各都議のほか、公明党の梁川妙子・中野区議、山崎とよ子、赤間正明両千葉県議、牛山好子・長野県議、鈴木孝治・茨城県議も参加した。また、公明党の坂口力衆院議員、渡辺孝男参院議員からメッセージが届いた。
勉強会の中で中川氏は、むち打ち症になった患者の中に頭痛、目まい、耳鳴り、倦怠感などさまざまな症状が長引く人がいることを説明。これらの症状を持つ患者の多くは、脳脊髄液減少症の疑いがあることを語った。また、専門医の中でも同症について認知度が低いことを強調した。
さらに、同症の治療方法には、患者自身の血液を注射し、血液の凝固により髄液の漏れた場所をふさぐ「ブラッドパッチ」という方法が有効なことに触れつつ、「同症についてはっきり分からないことはまだ多い」と研究の必要性を語った。
(公明新聞2005年12月8日付より)
2005-11-22 by
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