「ユースサポート」で東京の若者を手厚く支援します!
私には息子と娘、2人の子どもがいます。議員になった20年前は小4、小1でしたが、もう20代。つまり小学生から中学、高校、大学、社会人へと育つわが子と、母として向き合いながらの議員生活でした。
そうしたなか私は、チルドレンファーストを掲げて、子ども優先の政治実現に取り組んできました。その対象は主に18歳までです。実際にわが子が成長してみると、実は20代までの若者が多くの課題に直面し、さまざまなサポートが必要であることがわかります。ところが行政にはその世代のことを一元的に考えるセクションがないこともわかりました。
20代という人生の基盤をつくる重要な時期に、どういうサポートや支援が必要なのか――。いま私は、都庁に若者専門部署を設置して東京独自の政策を前に進めることを提案しています。子どもや若者が、今と未米を担う存在として大いに活躍できる東京を皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。ぜひご意見・ご要望をお寄せください。
奨学金制度の充実
大学や専門学校などで一気に高くなる学費。親世代の負担はもちろん、卒業後の奨学金返済も大変です。その支援策を訴えてきた結果、東京都は2025年新卒採用者から、都内の教員などを対象に奨学金の返還総額の2分の1を都が直接返還する制度をスタート。あわせて新たな留学支援制度も始めますが、さらに都独自の給付型奨学金やさらなる奨学金返済支援策も充実させていきます。
転職の支援を拡充
新卒3年以内に35%が離職――いまの若者にとって短いサイクルでの転職は当たり前になりました。その転職をサポートするため、都が設置する「東京しごとセンター」に「ヤングコーナー」や「女性応援テラス」を設置するなどサービスを拡大してきましたが、今後も新しいスキルを身に付ける職業能力開発や相談体制の拡充を進めていきます。
低家賃住宅の提供を
アフォーダブル住宅とは、家賃が収入の30%以下で提供される住宅のこと。若者や子育て世代の住まい確保のため、東京都と民間が一体となって行う「アフォーダブル住宅」の仕組みを構築します。
夜間の「居場所」づくりの充実
さまざまな困難を抱える若者や子どもにとって、安心して過ごせる「居場所」がとても重要です。若者支援のNPOとも連携し、夜間も使える「居場所」を都内各所に設置するなど居場所の拡充を進めます。さらに住居支援、就労支援など総合的な取り組みを推進します。
「AIマッチング」で縁結び
「出会いの場がない」。そうした悩みにこたえるため、東京都でも2024年9月からAIマッチングシステム「TOKYO縁結び」をスタートさせ、3カ月で1万2千人が申し込みなど好評です。オンライン相談、AI相談なども充実させます。