女性がもっと自由に選択できる生きやすい東京に!
私が社会人になったのは、ちょうど女性が総合職として採用され始めたころでした。しかし、実際には「形だけの総合職」も多く、管理職にまでなる女性はごくわずかでした。都議会にも当初女性議員は少なく、さまざまな面でやりにくさを感じたこともありました。
2010年代以降、女性を取り巻く現境は大きく変わり、今では、女性がどういう働き方をするか、結婚するかシングルか、子どもをもつかどうか――多様な選択、多様な生き方が可能になりつつあります。
私は「女性お一人おひとりが、どんな選択をしても、生きやすい東京にしたい!」と考えています。
東京都はいま新たに「女性活躍基本条例」の制定をめざしており、現在、検討部会での議論を進めているところです。皆さまから寄せられたご意見・ご要望を、反映させていきたいと思っています。
なぜ?建設現場にない女性トイレ
建設現場には通常、臨時のトイレが設置されますが、「女性トイレ」はありません。クレーンやブルドーザーなどの重機を操る「重機女子」にとって、それが大きな悩みであるとの相談を受けました。行政としてどのような支援ができるのか、小池知事と重機女子の皆さんとの面会懇談をセットし、その取リ組みを始めたところです。建設現場に限らず、あらゆる「場面」で女性がもっと自由に活躍 できるようにしていきます。
子どもの病気、不妊治療での休暇を
「子どもが病気の時や不妊・不育症治療のために休暇をとりたいけど、なかなかとれない」。そういうお声をたくさん伺います。そのための制度もありますが、職場によってまちまちだったり、実際にはとりにくいなどの実情があります。さまざまな業種業界において休暇をもっと取りやすくできるよう働きかけていきます。
子育て世帯のニーズに応える
ワンオペでの生活と子育ては本当に大変です。まずは生活支援の充実。大変な状況の中でもお子さんがのびのび育つように、母子ともにサポートする体制を充実させます。また最近はキャリア継続したい女性も増えており、多様なニーズにこたえられる拡充も進めます。
「はたらく女性スクエア」がオープン
2024年9月、青山に「はたらく女性スクエア」がオープンしました。ここは仕事と育児・介護の両立やハラスメントなど働く女性のさまざまな相談事をオンライン(Zoom)や面談(来所)、電話でできる場所です。ぜひご活用ください。
防災会議への女性参画
2011年の東日本大震災時、避難所の運営には女性の視点が欠落していました。そのため、男女別のないトイレ、生理用品の不足、性別に偏った役割分担など女性が様々な場面で不便を強いられることに。当時の「東京都防災会議」には女性がゼロでした。そこで公明党女性局が主導し全国で防災総点検を実施。国の法律改正も促し、防災会議への女性参画など防災対策に女性の視点を取り入れる流れをつくりました。その成果は大きく、東京都の「東京くらし防災」ブック全戸配布が実現。「東京都防災会議」の女性参画も少しずつ進み、現在は88人中28人にまで増員しています。
皆さまの声をお聞かせください
これまでの活動へのご意見や今後の期待など、ぜひ皆さまの声をお聞かせください。また、初めてまつば多美子を知る方に、「どんな人なのか?」「どんな仕事をしているのか?」を知っていただくための推薦コメントも募集します。ホームページ等で一部を紹介させていただきます。