受動喫煙防止で勉強会開く

東京都議会公明党は6日、都議会内で、受動喫煙血対策について研究する産業医科大学の大和浩教授を講師に招き、勉強会を開いた。

この中で大和教授は、たばこの煙には微小粒子状物質「PM2.5」が含まれていると指摘。教授らの研究グループが喫煙可能な喫茶店において、粉じん計で「PM2.5」を測定した結果、「その濃度は大気汚染が深刻な中国の北京市並み」と強調。さらに、ファミリーレストランで接客する従業員の胸元に粉じん計を着けて調べたところ、「濃度は店内平均の数倍にも達し、従業員も店で健康を害している」と説明した。

その上で、受動喫煙は気管支ぜんそくなどの健康被害が及ぶ恐れがあるとして、「多くの先進国はレストランやバーも全面禁煙。日本も受動喫煙を防ぐため、2020年の東京五輪・パラリンピックまでには飲食店などの全面禁煙化を進めるべき」と訴えた。

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