感染拡大時は増床可能

築地市場跡地に開設された臨時医療施設を視察する=27日@東京・中央区

軽・中等症者向け 都内の臨時医療施設 
党コロナ対策本部が視察

築地市場跡地に開設された臨時医療施設を視察する党対策本部=27日 東京・中央区

公明党新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長=石井啓一幹事長)は27日、東京都が築地市場跡地(中央区)に開設した軽症・中等症患者向けの臨時医療施設「酸素・医療提供ステーション」を視察した。

同施設は、各病床に酸素を供給できる配管設備とともに、重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」も実施できる体制を整えている。20日から38床の運用を開始し、感染状況によっては最大161床まで増床可能としている。

一行は、未使用の病床を見て回り、都の担当者と意見交換した。担当者は、現状では酸素投与を必要としない宿泊療養者を受け入れ、抗体カクテル療法を行っていると説明。また、自宅療養者が来所して治療などを受けられるようにするための体制整備を進めていると述べた。

視察後、党対策本部副本部長の竹内譲政務調査会長は「感染拡大の“第6波”に備え、引き続き医療提供体制の充実に取り組む」と語った。

2021年9月28日公明新聞2面
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