東京都こども基本条例が可決成立

2月23日午前4時前から始まった厚生委員会の採決前に意見表明した時のものです

チルドレンファーストの社会実現のため、成立を目指し取り組んで参りました「東京都こども基本条例案」が26日の本会議で可決成立しました。

昨日の公明新聞にも概要が掲載されましたのでご紹介いたします。

都こども基本条例成立
「社会の一員」「権利の主体」/都議会公明党、原案作りからリード

子どもを「社会の一員」「権利の主体」とすることを明記した、議員提案の「都こども基本条例」が26日、都議会本会議で全会一致で可決、成立した。

条例は、1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」に基づき、「こどもの笑顔があふれる社会の実現」を基本理念に掲げている。子どもの意見が都の施策へ適切に反映されることや、年齢や発達段階に応じて社会参加できるような環境の整備を定めた。

このほか、都の責務として、これまで都庁内の各部局ごとに実施していた子ども施策を総合的に推進することを制定。必要に応じて財政上の措置を行うことも盛り込まれた。

条例制定に向け、都議会公明党は原案作りから一貫してリード。昨年11月、まつば多美子議員を座長とする「東京都こども条例検討プロジェクトチーム」を会派内に立ち上げ、識者らと意見交換しながら原案を作成。自民党などに呼び掛け、条例案を共同提案した。

その後、都民ファーストの会と共産党が共同で条例修正案を提出。都議会公明党は「子どもに関わる取り組みを政争の具にしてはいけない」(まつば座長)との考え方に立ち、条例案で会派が対決するのではなく、全会一致での可決、成立に向けて合意形成に力を尽くした。各会派と協議を重ねた結果、全会派賛同の条例案がまとまり、本会議に提出された。

2021年3月27日 公明新聞 3面
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