福島の被災者支援要請

東京都議会は8日、予算特別委員会を開き、公明党から野上純子、松葉多美子の両議員が質問に立った。

野上議員は、日本人の英語力がアジアの中でも低いレベルである実態を指摘した上で、「英語教育の充実・強化により、世界で活躍するグローバル人材が輩出される」と強調。英語教育推進リーダーの配置や、インターネット上で外国人教師と会話のやり取りができるオンライン英会話研修の積極的な活用を訴えた。

中井敬三教育長は提案を受け入れ、舛添要一知事も「小学校から高校までの英語教育を充実し、『使える英語力』を身に付けた人材を育てていく」と答えた。

一方、松葉議員は、舛添知事が今春に福島県を訪問することに触れ「一日も早く現場を訪れ、被災者から直接声を聞くべき」と主張。その上で、風化・風評の二つの風と闘い続ける被災地への復興支援に取り組むように求めた。舛添知事は「復興なくして日本の再生はない。できるだけ時間を調整し、つぶさに現場を見ていきたい」と明言した。

また松葉議員は、結婚を望む人への支援の必要性も力説。舛添知事は国の動向を踏まえ、取り組みを検討していく考えを明かした。

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