避難児童・生徒に安心を
公明党の池坊保子、高木美智代の両衆院議員は9日、東日本大震災で被災し、親と離れて生活する児童・生徒の実態を調査するため、東京都江東区のBumB東京スポーツ文化館を視察した。都議会公明党の東村邦浩、野上純子、松葉多美子の各議員が同行した。
同館では、被災により通学が困難となった子どもたちを、都が衣・食・住を確保して受け入れている。
都教育庁によると現在、親は仕事で現地に残るが、原発事故を考慮し、子どもだけが都内に避難するケースなどを含め、福島県内の小学生から高校生まで23人の子どもを受け入れ、江東区立南砂小学校などへ通学している。都は、同館の利用期限を7月下旬としており、今後、避難が長期化した場合の対応が懸念されている。
池坊さんらは、都職員から概要を聞いた後、子どもたちの部屋を訪問。「こっちの生活は慣れた?」などと質問すると、「お母さんがいないのはちょっと寂しいけど楽しい」と笑顔を浮かべた。
視察を終え、池坊さんらは「原発問題の長期化を想定し、都内で避難する子どもへの生活支援とともに、現地で避難生活を送る子どもたちへの支援体制を訴えていく」と語っていた。
2011-05-10 by
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