駅ホームの転落防ぐ~赤羽国交相に要望

赤羽国交相(右から3人目)に要望する竹下会長(同2人目)とまつば多美子都議(同6人目)ら=23日 国交省

視覚障がいを持たれた方が阿佐ヶ谷駅ホームから転落死するという痛ましい事故が7月に起こりました。一刻もはやく対策ができるよう昨日、赤羽国土交通大臣に申し入れをいたしました。その模様が本日の公明新聞に掲載されました。

駅ホームの転落防ぐ
対策強化へ検討会設置を表明 
日視連から要望受け赤羽国交相

赤羽一嘉国土交通相(公明党)は23日、国交省で「日本視覚障害者団体連合」(日視連、竹下義樹会長)から、鉄道駅のホームにおける視覚障がい者の転落防止に関する要望を受けた。これを受け赤羽国交相は、ITなどを活用して転落防止対策を強化するための「駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」(仮称)を、同省内に10月にも設置することを表明し、「障がい者の立場に立った検討会にしたい」と述べた。

日視連側は、今年7月、東京都杉並区のJR阿佐ケ谷駅で視覚障がい者がホームから転落して死亡した事故に触れ、「一日も早く事故をなくしたい」と強調。転落を防ぐホームドアの早急な普及を要請した。赤羽国交相は、普及に向けた取り組みを進める考えを示した。

また、日視連側は、新型コロナウイルス禍で、「近寄って話してはいけないのでは」とのちゅうちょから、ホームを移動する際、駅員や乗客からの声掛けが減っている状況などを説明し、声掛けの推進も求めた。

申し入れには、公明党の高木美智代と岡本三成の両衆院議員、竹谷とし子参院議員ら党東京都本部の所属議員が同席した。

(2020年9月24日 公明新聞)
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